本日の時間泥棒:NASAのスペースシャトル着陸シミュレーター、GII改

http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/behindscenes/shuttletrainingaircraft.html
これすげぇーーーー!!
まさか実機のGulfstreamII(http://www.gulfstream.com/g200/)のコンピューター乗っ取ってスペースシャトルの地球帰還時の挙動をシミュレートしてしまうとは・・・
スペースシャトルは大気圏突入後一切エンジンを使えません。ってか、唯一の推力用エンジンが後ろのロケットエンジン3機だからたとえ吹かせたとしても強力すぎ(^_^;
まぁ、一番の問題は燃料なんだが。<帰還時にはもう無い。

つまり、地球帰還の際は完全にグライダーとして降りてきます。耐熱タイルに覆われた重量110tのグライダー・・・
なかなかこんな飛行機は存在しません(w

そこでNASAスペースシャトルコマンダーの教育用にまずこさえたのがコンピューターベースのシミュレーター。まぁ、これはよくある話です。エアラインのパイロットの教育でも使われていますし、PCでも似たようなことできるし。
しかし、コンピューターベースでは実際のコクピットからの視界や減速に伴うGの変化など絶対に越えられない壁が存在します。
ここでNASAお得意の$投下(w
やっちまったのが1機20億くらいのビジネスジェット改造して、前輪をだしたまま300ノットで急降下(グライダー的降下)しながら推力0と機体抵抗を再現するために散発的にエンジンを自動強制逆噴射するというとんでも飛行機を製造・・・(汗
しかも、リンク先を見てもらえばわかりますが、コクピットが!!!!
一般的な航空機の場合は左が機長で右が副操縦士です。しかし、このシミュレーターはスペースシャトルコマンダー(機長)をトレーニングするための物なので操縦室の機長席も完全に改造してスペースシャトルコクピット仕様に(w
副操縦士席に教官が乗って、後ろにも指導員がつくとか。もちろん不測の事態のトレーニング用に突然モニターがブラックアウトしたりもできるようになっているそうで(w
機長席側のスペースシャトルジョイスティックで機体姿勢を制御しようとすると、グライダー状態のシャトルと同じ機動をGIIがするように専用のGII乗っ取りコンピューターが翼を勝手に動かしてくれるとか(w
乗ってみたぃ〜〜〜!!!
ってか、操縦してみたい(w
こんな飛行機(w

ちなみにこの飛行機、300mphの急降下中に機体設計限度の荷重がかかっているそうです(ww
こぇ〜〜〜〜!!!のりたくねぇ〜〜!(w